今日は、円明会の6周年稽古日でした。
今日ばかりは、普段は時間を変えて後半から出られる方も、記念写真もあり前半から参加。
外は寒かったですが、稽古場は多くの人の熱気で暑かった~
そんな今日、稽古の合間に先生のお話。
先生 :「皆さん、好きなお酒は何ですか?」
私 : 「焼酎、ビール・・」
先生 :「では、自分が一番好きなビールを飲んだとして、その味は?」
私 :「喉ごしがよく、切れのいい・・・(どっかのコマーシャルみたいな・・)」
同じように、皆さんに好きなお酒の味を表現してもらい、お酒が飲めない方はジュース等の飲み物の味を表現してもらいました。
①切れがいい
②苦みのきいた
③甘いフルーティなやさしい
④芳醇な、重厚な(フルボディ)
・・・
等々、人それぞれ好みは違うようです。
先生曰く、
「おいしいお酒の表現は、そのまま合気道の技の表現になるんです」
つまり
①切れのいい技
②いぶし銀の(苦みばしった・しぶい)技
③やさしく、柔らかな技
④どっしりとした技
等々。
「合気道を学ぶ人、それぞれに合った技、好みの技があります。どれが正解でもなく、どれも正解です。大事なことは、自分の目指すものを突き詰めて、丁寧に稽古をすることです。
その先に行き着いた技は、それぞれの個性はありますが、どれも「旨い=上手い」技なんです。」
合気道は、勝ち負けにこだわらないからこそゴールはなく、それぞれのペースでじっくり追求していってほしい、というのが先生からのメッセージだと思います。
このお酒の味と合気道の話。前にも聞いた事があるのですが、何回聞いてもなるほど、と思ってしまうのは、酒好きだから?
でも、じっくりゆっくり自分なりに前に進めばいい、というのは本当にいい言葉だと思います。