2010/08/18

【読書】武術「奥義」の科学 吉福康郎 著(講談社 ブルーバックス)

合気道を始めた頃、S先生から、”合気道は99%は物理学です”との説明を受けたことがあった。
習う前は、古武術の流れをくみ、”気”という、ちょっとわかり難い、神秘的な印象を持っていたので、”物理学”、っていう説明を聞いて、とってもびっくり!

でも、S先生が、技のひとつひとつを分解して、なぜ、そのような動きをするか、の説明を聞いていると、ナルホド、ナルホド、小さい力で大きく動かすのはてこの原理であったり、回転による推進力だったり・・・・
さらに人間工学&脳科学も含まれている感じがする。
最近の近代スポーツも、スポーツ科学とかバイオメカニクスとか、科学的にスピードやパワーをアップする方法を考え、どんどん進化しているけど、そんなものよりも、合気道の方が、もっと科学的な感じがする。

・・・・って、思っていたところに、この本を発見。

本当に、物理学で解明しちゃってます。
合気道だけでなく、他の武術、太極拳や居合いの秘密も。
武術全般、達人の技に隠された、物理学的に最も効率の良い体の動かし方について、など。

書かれているところで判らないこともあるけど、半分以上は、S先生が日ごろ行ってる事と全く同じだった。 びっくり!


これを読んで、すこしは上達するかな。

ちなみに、S先生、”残りの1%は不可思議です” ともいってたので、最後の最後に、何か、科学では解明できない秘密があるのかも。

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