PMにとって難しいプロジェクト規模・条件、というのがあるように思う。
余裕で管理できるような規模 、明らかに手に負えない規模。
余裕で管理できるような小さい規模なら、まぁ、管理可能。
明らかに自分の手に負えない規模になると、相応の体制を作ろうと考える。
難しいのが、自分ひとりで管理できる(見切ることのできる)ぎりぎり限界の規模。
一人で見切ることができそうなので、一人で全体を管理しようとする。
管理するだけじゃなく、作業の深いところにもかかわるようになる。
仕様の検討だとか、レビューだとか。
ところが、フェーズの進行に伴い、なかなか思うように管理ができなくなる。
レビューが滞る、指示が停滞する
そんなときに、
自分ひとりが頑張って、深夜残業したり休日出勤したりして、遅れを取り戻そう!
なんて思うのが自己犠牲。
さて、PMが自己犠牲を払うことはよいことなのか?
自己犠牲で仕事をしはじめると、個人の精神・肉体への負担が高まり、
いずれは破綻する 。
PMが倒れたら、プロジェクトは船頭を失うことになる。
責任を持って仕事をするのであれば、
自己犠牲ではなく、
安全に、確実に仕事をこなす方法を考え、対処すべきだろう。
”自分が頑張ればナントカなる” ではなく、
”自分も、メンバーも、誰もが頑張らなくても上手くいく”
そういう方法を考え、対処することが、PMとしての責任のあり方ではないか?
と、思う。
PMは、自己犠牲を払うことと責任感を履き違えてはいけない。
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