【合気道 八千代円明会 稽古日記】
今日の稽古でも、三教の稽古。
稽古をしながら、先週の絵を思い浮かべて・・・・あれ?何かが違うぞ。
三教は、テコの原理で・・・と思い、先週、こんな図を描いてみたのだが・・・
固めている手が支点になっている・・・・?
いやいや、これだと力点-支点間の距離は、間合いに関わらず一定になり、間合いを広げることで力が有効に働く・・という理論は成り立たない。
間合いが力点-支点間の距離になるようにするには・・・・
この形。手が力点、相手の肩が支点となり、肘の辺りが作用点となる。
こういうタイプは、第二種のテコ、と呼ばれるもので、栓抜き、くるみ割り、缶つぶし器がこの原理で動いている。
この形だとすると、間合いを取ると、力が有効に働く。そして、力の働く作用点は肘で、力の方向は上むき、肘を上に吊り上げるように働く。
この理屈でいうと、三教は”肘を吊り上げる”という極め方になるのだが・・・・
実際は、確かに肘もつり上がるが、肘だけではなく、肩にも衝撃、上向きに力がかかる様な感じがする。
第二種のテコであれば、支点に掛かる力は下向き、肩を下方向に押す力が働くはず。
そこで、思ったのが、
第一種のテコ(支点1、作用点1)と、第二種のテコ(支点2、作用点2)の複合が、三教ではなかろうか?ということ。
どちらも手先に上向きの力を加える。第一種のテコは、手首を支点1として、肘、肩を上向きに引き上げる力を。第二種のテコでは、肩を支点2として、肘を上向きに引き上げる。
肘には、2方向(手首、肩)から引き上げる力が働き、その力が肩に伝わり、肩を上に引き上げるようになるのではなかろうか?ということ。
間合いが狭いときは、第一種のテコの働きしかなく、間合いを広げることで、第二種のテコの力が働きやすくなる。
・・・とかいって、机上で理屈を捏ね回しても、上達はしませんね。
今度の稽古で実践して試してみよう。
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