【合気道 八千代円明会 稽古日記】
前回、間合いを詰める事で、回転速度を上げる、という説明を伺った。
今日の稽古では、”三教、三教投げの稽古をしたが、ここで、技によっては間合いを長くする必要がある、というご説明を頂いた。
あれ?間合いは詰めたほうがいいんじゃないの?
なぜ、長い間合いが必要になるの?
・・と、単純な私は???となったが、先生の説明を聞いて納得。
三教は、相手の手のひらが体の外側に向くようにねじりあげて、相手の肘・肩をキメる(動かないように固める)技だが、この時、間合いの取り方により、相手側に与えるダメージが全く異なる。
灰色の線が、体幹、黒い線が腕、●が間接、■が手のひら (・・って判りにくい!)
相手の手のひらを捻り上げるのだが、腕をテコとみなすと、力を入れる相手の手が力点、かつ、支点になる感じで、手のひらのねじりが肘や肩に伝わる。
このとき、テコの長さは、手のひらから肩までの直線距離。
当然、上図のように肘が曲がれば、テコの長さが短くなる。つまり、間合いを詰めるとテコが短くなる、ということだ。
S先生に、下図の様なイメージで技をかけられた。
すこし、肘を伸ばす感じ。つまり、テコの長さが長くなっている。
当然、このときの間合いは、少し距離がある。テコを長くするため、間合いを取っている、といってもいい。
肘を曲げているときと、伸ばした時、どちらがキマっているか?(痛みがあり、動けないか?)というと、この肘が伸びている状態のとき。
つまり、間合いは短ければいい、というのではなく、技によって適した間合いがある、
・・・ということが今日の稽古のテーマでした。
恐らく、技によって、技の特徴を示す物理法則が違うのだろう。
当然、法則が違えば、間合いや力の入れる方向(ベクトル)も変わってくるのだろう。
まだまだ解明するテーマが多くて大変だな・・・
しっかり理論と実践を学んで行こう。
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