受け流す受けって・・・・回文みたいですが。
投げの力を”受け流す”受け身、というのが、今日の稽古の2つめのテーマ。
S先生の天地投げを受けさせていただく。
いつもの様にずっしり重たい投げなので、畳に叩きつけられる感があり、”バン”っと大きな受けの音。
”みゃんさん、もっと静かに受けましょうね”
いやいや先生、これだけ重たい投げなんだから、静かになりませんって・・・って思っていたら。
”じゃあ、今度は思いっきり投げてください” と先生。
それではお言葉に甘えて全力で・・・が、しかし先生の受けは、音も無くするする・・っと静か。
受けが静か、というより投げを仕掛けたときの違和感に驚く。
暖簾に腕押し?全く抵抗感がない。
”もっと全力で投げて良いんですよ” という先生。
いえいえ、全力ですって。しかもかなり全力で。先生相手に遠慮はしませんって。
何度やっても同じ。まったく抵抗感が無い。いくら前進して押しても、投げに勢いがつかない。
これが、力を受け流す受け、ということの様。
どうやっているのかが判らなかったので、その後、H先生に聞いてみると。
『天地投げを受けるときに、上を向いて伸びきってしまうと、投げの力をそのまま全身でうけちゃうので、姿勢を変えずに(むしろ背中を丸める感)、投げの力に沿って、そのまま前足を後ろに引いていくのよ~』
とのこと。
なるほど~ 実際にやってみると、足の下げ方がなかなか難しい。膝頭が畳に引っかかる感じがして。
でも、勢いを殺しているような感じはする。それに、力の方向を感じることが出来る。
この力を感じる、ベクトルの方向を感じることが、受け流す受けの第一歩とのこと。
うーん。今日は一日、”受け”について学ぶ稽古でした。
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