『暑い時は暑いなりに、寒い時は寒いなりの稽古』
円明会で、よくS先生がおっしゃる言葉です。
暑い時は、静かに基本的な足運び、体捌きや押さえ技を中心に、そして寒い時は体が温まるように一生懸命体を動かす稽古をします。
7月最初の、蒸し暑い今日の稽古は、その暑い時の稽古として”体捌き”がテーマ。
この秋に二段を受けようと考えている自分にとっては、体捌きは重要。
体捌き五種なんて科目もあったりするので、しっかり稽古せねば!!!
今日は、体捌きの基本から。
まずは、体捌きとはどういうものか、の説明から。
【体捌きの基本】
・入身 :構えた向きと技をかけ終えた後の目線が同じ向き
・転換 :構えた向きと技をかけ終えた後の目線が反対
その他、転身、転回があります。詳しくは、合気道基礎知識 【9】体捌き を参照してください。
これに、
【相手との位置関係】
・表 : 相手の前面(腹側)に入る
・裏 : 相手の背面(背側)に入る
のこれらの要素の組み合わせで、2×2で4パターンの体捌きの方法がきまります。
さらに、今日はこれらの要素の加えて
【構え】
・相半身
・逆半身
で、計2×2×2の8パターンを実践。
同じ正面打ち入身投げでも体捌きを変えることで、その技のバリエーションは一挙に4倍、8倍に。
習い始めの頃、S先生に、
『合気道の技は無限にあります』
と言われた事を思い出しました。
【体捌き】×【相手との位置関係】×【攻撃の方法】×【立技・座技・半身半立】・・・
倍々以上に、技が膨らみます。
有段者である以上、これらのバリエーションをスッとできなきゃならいのでしょうが・・・・
中々、パッとはできません。
稽古を繰り返して体に覚えさせるしかないですね。
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