2010/06/21

稽古日記 2010年6月20日(日)

稽古日記、2週間ぶり。
っていうのも、先週6月13日は、近隣の道場の合同での昇級・昇段審査会があったから。
日曜の道場は、昨年から始めた方が多く、今回、4級の審査を受ける方が多かった。
ちなみに筆者は、稽古日数が不足しているので、審査は次回の予定。
自分の審査がないので、先週は休んでしまったが、見学しにいけばよかった・・・と後悔。

さて、今週の稽古。
梅雨入りしたこともあり、蒸し暑い中の稽古。気温は低かったけど、湿度が高く、汗がとまらない。
場所も、普段の稽古場所が使えず、いつもより狭いところで。

S先生曰く、

狭いときは狭いなりに、暑い時は暑いなりの稽古をしましょう。

ということで、狭いところなので、座技を、
暑いので入り身投げのようなハードな技ではなく、抑え技、基本技の一教、二教、三教をみっちりと。
出来ているつもりでも、基本技はいつも何か間違いや出来ていないところが見つかる。
やっぱり、基本が一番難しい。

昨日は、交差取りの一教での足運びについて、指導いただいた。
まっすぐ相手に進むのではなく、一旦、外側にずれ、それから受けの正中線を目指して進む。
まっすぐ進むとぶつかってしまう。一旦ずれることで、受け側からの圧力を逃すことが重要。
足運びは、くの字になるかんじかな。
わかっていたつもりでも、つい、まっすぐ進んでしまっていた。
これって基本なのになー・・恥ずかしい・・・・(^^;)

湿度のせいだけでなく、汗をかいた一日でした。

合気道とHowTo研修

筆者は、某SIベンダーに勤務している。
途中、転職を経験し、現在2社目(この業界では珍しくもないが)で、業界歴が20年になる。
そこそこ長く仕事をしているので、自分なりのKnow-Howもある。

経験者にありがちなのが、PMI等の一般的な資格や知識に対し、自身の経験を正として”現実はそんなもんじゃ対応できない” という批判的な見方をすること。

筆者も数年前までは、CMMIだの、PMBOKだのに対し、批判的な見方をしていたのは否めない。

合気道のS先生曰く、合気道の世界でも同じことがあるようで、
長く稽古をし、そこそこの段位になると、自分のやりかたに固執し、自分と違うやり方に対し、批判的になることがあるそうな。

それに対し、S先生は、

・常に初心を忘れず(何も知らなかった頃を忘れず)、常に何かを 学ぶ姿勢が必要
・やり方の違いは個人差。目を向けるべきは、何が同じか?を探すこと。

同じ技の説明でも、指導くださる師範によって、たとえば手は大きく円を描くように、とか、いやいや、まっすぐ刀を振り下ろすように、とか、表現が異なることが良くある。
一見すると違いがあるが、表面には見えないところで、実はどちらも腰が回転している、といった、”違いのない箇所”を見つけて、そこをまねることが重要、との事。
そういう見方をすることで(そうしなければ)、技の本質が理解できる、ということだ。

この考え、前述の仕事における我流KnowHowと汎用KnowHowでも同じことが言える。

我流と汎用のKnowHow、一見すると違いが多いが、本質的に同じ事を目指している、狙っている箇所もよくある。
そこを見出すためにも、汎用的なKnowHowを学ぶことは有益であり、また自身のKnowHowを洗練させるに役立つことだろう。

経験にとらわれず、初心に返って学ぶ姿勢を取り戻せたことは、合気道のおかげかもしれない。

2010/06/07

稽古日記 2010年6月6日(日)

今日も市民体育館で11時から合気道の稽古。

S先生の稽古は、『毎回、”お土産”を見つけてください』 というのが常。
”お土産”というのは、その日の稽古で学んだこと。

ということで、今日のお土産は・・『”受け”の大事さ』

1.『受け』は、攻め。技を掛けられているのではなく、常に相手を攻撃する立場であることを忘れない
2.かといって、力で取りの動きを妨害するような事はしない。
3.取りが動いていないのに、先に受けが動くような事はしない。

纏めると、取りの動きに逆らわず、動きを感じて自然に体を動かす。だけど、攻めの姿勢を忘れない。

攻めの姿勢とは・・・というと、S先生のお話だと、相手の正中線をとりに行く姿勢、って事のようだ。
相手を見る。相手の中心に臍を向ける、多分、つま先も相手に向けようとする姿勢が必要なんだろう。


今日、一番強く指摘されたのが、”惰性で受けることは、せっかくの稽古の時間を無駄にしてる事だ”
・・・っとの事。

取りが動きやすい位置に、受けが自然と動く・・ということを考えて受けると、
自分が取りのときに、受けをどの位置に誘導したらよいかがわかる

なのだそうだ。

なるほど・・・・今日も目から鱗。