プロジェクトには必ず制約がある。
納期という時間的な制約、予算というコスト面での制約、品質目標という制約、その他スコープも、要件も、合意事項も契約条件も、全てが制約。
PMがプロジェクトを進める上で、これらの制約はストレスの原因にもなる。
PMという職に就いた方は、誰しも、”もう少し時間があったら”とか、”もっと要員を投入したいのに”とか、”この非機能要件が無ければ”とか、一度は思ったことがあるのではないだろうか?
制約は、障壁である。しかし、達成すべき目標でもある。
目標と捉えれば、ストレスも無く、前向きに取り組めることだろう・・・
・・・・そんな訳きゃない。やっぱりストレスはストレス。制約はゆるいに越したことはない。
制約に取り組むには、唯一、課題解決同様に、工夫、アイデア、知恵を絞るしかない。
気の持ちよう、モチベーションをあげることで制約条件が乗り越えられるなんてことは絶対にない。乗り越える努力をする原動力にはなるだろうが。
制約の中で如何に作業を進められるか、
参謀を使い、メンバーを使い、自身の頭を使い、解決する道を探すしかない。
その道が見出せないときは・・・プロジェクトが失敗に向かう時。
なので、PMは、制約条件が何か、を正しく理解しなくてはならない。
そして、制約を乗り越える道を、方法を見出し、計画として定義できなくてはならない。
プロジェクトが、トラブル状態に陥る原因の一つに、こういうこともあるかと思う。
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