2011/08/11

【合気道 稽古日記】2011/08/07 たった5cmの違い Part2

【合気道 八千代円明会 稽古日記】

今週の稽古でも、たった5cmの差の大きさを痛感。
前回の記事では文章で説明しましたが、絵にするとこんなイメージ。

①のケースは、相手のつま先より自分側に最初の一歩をおく。
②のケースは、相手のつま先より、もう少し相手側に入り身する。
この最初の一歩の踏み出しの違いが、二歩目の距離の差となる。
①の場合の二歩目は、まだ相手の横、②はさらに奥まで踏み込める。

自分と相手の体の幅があるため、奥まで踏み込んだ②の場合は、横に足をおいた①の場合よりも
相手との距離が近くなる、というところが先週ご指導頂いた事。

今週ご指導いただいたのは、さらに、この拡張版。

奥に踏み込むメリットは、相手との距離を縮めるだけでなかった。
奥に踏み込むと、自分の体・正中線が相手の方を向いているため、投げる方向が自然と相手の斜め後ろ、上図のaのポイントに向く。
このポイントこそが、相手を崩すポイントになり、力で投げるのではなく、相手が勝手に崩れていき、体制を維持できなくなり受身を取り始める。結果として投げているように見えるが、投げているのではなく、崩している・崩れていくって感じになる。

これが、相手に対して平行に向いている場合、自分の正中線が受けの方向ではなく、真後ろに向くため、投げの方向も相手の真後ろにむく。そのため、力で相手を押し飛ばすかのような投げになる。入り身投げがラリアットに見えるパターンがこのケース。
 
一歩目の踏み込みのたった5cmの差が、技を通してこれほどの差に繋がるものなのか・・・・

八千代円明会では、この”ちょっとした違い、でも大きな違い”のポイントを、”山椒の実”と称して
毎回の稽古で実践してます。

”合気道の山椒の実” 興味がある方は、こちらをどうぞ。



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