2012/07/22

【合気道稽古日記】2012/07/22 今日は少年少女武道練成大会

毎年夏の恒例行事。少年少女武道練成大会@武道館
今年も長男君が参加。
なんだか、これに行くと、夏が来た!って感じです。





父的には、本部道場の指導員の方々の演武が見られて、超ラッキー。
勉強になります。

2012/07/16

【合気道稽古日記】2012/07/16 技のバリエーションは無限

先週に引き続き、今週の前半は体捌きを中心にした稽古。

体捌きを変えて同じ技を行うとことが、ぱっと出来ずに悩んでいる私を見て、徹底ご指導いただいているのだと思いますが・・・本当にありがたいことです。

よく、演武などでも、体捌きを変えて同じ技を行ったり、取り方を変えて同じ技、または同じとり方で違う技をすることがあるのですが、これが、急に言われるとアタフタして、ぱっと体が動きません。

ついつい、”えーっと・・・・まず、XXXをやって・・・”

・・・悠長に考えようとしてしまいます。

先生曰く、

 ”技の要素を分解して、整理して、その組み合わせをもう一度考えるといいですよ”

とのこと。

先週も書きましたが、合気道の技は無限大。
では、どれほどの技が考えられるか、一度整理してみます。

1.攻撃/取られ方(12種類)
・正面打ち
・横面打ち
・突き
・後ろ両手首取り

・後ろ両肘取り
・後ろ両肩取り

・後ろ片手取り首締め
・肩取り面打ち
・片手取り
・交差取り
・両手首取り
・片手両手取り

2.姿勢(3種)
・立ち技
・座技
・半身半立ち

3.技の種類(12種)
・一教
・二
・三
・四
・五
・入身投げ
・四方投げ
・小手返し
・内回転投げ
・外回転投げ
・十字絡み
・その他(天地投げとか・・)


4.体捌き(4種)
・表入身
・表入身転換
・裏入身
・裏入身転換

多分、技のバリエーションとしては、腰投げとか、天地投げ、天秤とかもあって、もっと多くなるのでしょうが、ひとまず上記だけで、

 攻撃・取られ方(12種類)×姿勢(3種)×技の種類(12種)×体捌き(4種)

 =1,728種類。


ひとつの技、例えば入身投げだけでも、

攻撃方法と技の組み合わせだけでも、12種の入身投げができるはず。
それに、立/座の組み合わせで36種。対捌きを加えて144種の技のバリエーション。

また、同じ取られ方(片手取り)だけでも、12種の技、立/座の組み合わせで36種。対捌きを加えて、これも144種の技のバリエーション。

先生曰く、

”これだけのバリエーションから、たった5種類を選ぶなんて、簡単だと思いませんか?”
 
ええ、確かに。

でも、これがパッとできるか?

”お風呂に入っているときにでも、イメージトレーニングしましょう”

なるほど。実際にやろうとしたら大変なことになりますよね。

”いえいえ、昔の稽古では、30分間、全く違う動きで入り身投げをし続ける、とかもあったんですよ”

30分間全て違う動きで・・・・?

・・・・ネタが途切れます、いや、それ以前に体力が続かないと・・・

昔よりも稽古がやさしくなっている事に感謝しながら、しっかりイメージトレーニングすることにします。

2012/07/11

【合気道稽古日記】2012/07/09 子供との稽古

我が家の長男、子供だけに、大人と違って関節が柔らかい。
憎たらしいことに、長男に二教・三教の固め技をいくらキツメにかけても、平気な顔をしている。
良く見ると、手首の関節がクニャクニャ。
・・・・・柔らかいにもホドがある。これじゃ、極め様がないではないか!
と、思っていたら、S先生。

”子供に技を極めるのと、より大きな体格の人に技を極めるポイントは、実は同じなんです”


・・・子供と、大柄な人とポイントが同じとは??


例えば、三教。

通常、クランクの様に、肩・肘をまげ、手首を体の内側の方向に曲げるのだが・・
関節が柔らかい人の手首を極めても、手首が曲がったりして技が極まらない。
体格のいい人の手首を極めようとしても、今度は手首を捻れない。

で、この場合どうするか。

クランクの様に肘を曲げず、すこし距離を空けて、相手の肘を伸ばし、
腕と手首が真っ直ぐになるようにして、手首を捻る


この方法だと関節が柔らかい人も手首が曲がらず、捻りを加えることができる。
体格の良い人の場合、肘が曲がることで捻りへの抵抗がしやすくなるのに対し、肘を曲げず
肩から肘までが真っ直ぐに伸び手居る状態だと、捻りへの抵抗がしにくくなる。


・・・という事のようで、相手との間合い/肘を伸ばすことが、共通するポイントとのこと。

『子供を相手に、力技でなく、きちんと技をかけられるようにならないとダメですよ』

子供相手・・・と甘く考えておりましたが、反省!

長男に、頭を下げて稽古の相手をしてもらう、一日となりました。

【合気道稽古日記】2012/07/09 体捌き

『暑い時は暑いなりに、寒い時は寒いなりの稽古』
円明会で、よくS先生がおっしゃる言葉です。

暑い時は、静かに基本的な足運び、体捌きや押さえ技を中心に、そして寒い時は体が温まるように一生懸命体を動かす稽古をします。

7月最初の、蒸し暑い今日の稽古は、その暑い時の稽古として”体捌き”がテーマ。

この秋に二段を受けようと考えている自分にとっては、体捌きは重要。
体捌き五種なんて科目もあったりするので、しっかり稽古せねば!!!

今日は、体捌きの基本から。
まずは、体捌きとはどういうものか、の説明から。

【体捌きの基本】
・入身 :構えた向きと技をかけ終えた後の目線が同じ向き
・転換 :構えた向きと技をかけ終えた後の目線が反対

その他、転身、転回があります。詳しくは、合気道基礎知識 【9】体捌き を参照してください。

これに、

【相手との位置関係】
 ・表  : 相手の前面(腹側)に入る
 ・裏  : 相手の背面(背側)に入る


のこれらの要素の組み合わせで、2×2で4パターンの体捌きの方法がきまります。

さらに、今日はこれらの要素の加えて

【構え】
 ・相半身
 ・逆半身

で、計2×2×2の8パターンを実践。

同じ正面打ち入身投げでも体捌きを変えることで、その技のバリエーションは一挙に4倍、8倍に。

習い始めの頃、S先生に、

『合気道の技は無限にあります』

と言われた事を思い出しました。

【体捌き】×【相手との位置関係】×【攻撃の方法】×【立技・座技・半身半立】・・・

倍々以上に、技が膨らみます。

有段者である以上、これらのバリエーションをスッとできなきゃならいのでしょうが・・・・
中々、パッとはできません。

稽古を繰り返して体に覚えさせるしかないですね。