そろそろ季節も秋らしく、涼しい日が続いています。
稽古をしても汗だくにはならず、動きやすく、稽古しやすい時期になりました。
そんな今日は、同じ技に対する複数の捌き方について稽古をしました。
例えば、後両手首取りの小手返し。
後両手首取りの捌き方としては、
①最初に取られた方の手の側の後に下がり、最初に取られた側の相手の手を取る。
②前に回り後で取られた方の手を取りに行く。
という2パターンがある。
一教や、二教・・や、入身投げは①の相手の後ろに下がる捌き、四方投げとか小手返し等の投げ技は②の前にまわる捌きが一般的に思える。
ところが、小手返しも①で出来たりする。
後に下がり、最初にとられたほうの手を取ればよい・・・のだが、小手返しとしては相手の側面に立ちたいのだが、相手の後ろに下がってしまうと、相手の小手を返すのがスペースが無く難しい。
そこで、S先生の実技指導。
相手の手を取った後、自分は下がるが相手の手を横に引く、という動作。
正確には、横に引いたように見える。
これは、①の体は下がる、但し手は②の前に回ったときと同じ動きをすると、相対的に相手の手を横に引いたような位置関係になる。
そうすると、小手を返すスペースが出来て、小手返しができるようになる。
S先生曰く、
通常は、②の前に回る動きをしますが、何故そうするのか? をちゃんと理解しないとだめですよ。
そのためにも①の捌きでどう実現するか、も理解していないといけません。
というご指導。
これは・・・
言われたことを言われた通りにできるようになることも大事だけど、守破離の”破”、までは行かないまでも、もう二段を目指すのだから、そろそろ習ったことの意味を考え、どう捌くのが一番自分にあっているか?、又はその時の状況にあっているか、を判断して捌きなさい。
・・・という事かな、と重く受け止めました。
なんだか、仕事と一緒かな~
言われたことを出来て当たり前、それ以上の成果を上げるには、やはり考えないとね。
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