2013/11/25

【合気道稽古日記】2013/11/17 ゴルフとテニスと合気道

今日の稽古は、「腰」がテーマ。

合気道は、「米糠三合もてる力があれば十分に上達する」と言われています。
腕力は必要ない・腕力は使わない、という事を表した言葉だと思います。

実際に先生と稽古をすると、特に腕力を使われているようには感じないのですが、
動かそうとすると岩のように重たく、受けを取ると、私の90Kg台の肥満体を軽くふっ飛ばします。

そのポイントが、「腰の動き」とのこと。

腰を回す、腰から動く、腰を入れる、等々、スポーツの世界では腰の動きを重視します。
ゴルフの場合は、スィングの際に壁を作り腰を回す、等。
テニスも野球もバッティング・フォームでは、腰の回転を重視します。
野球の場合はピッチングでも腰の回転が必要です。

合気道も同様に、常に相手を自身の正中線の前に置き、腰から動くことで相手に技をかける事が重要であるとのことです。

そこで、今日の稽古は「腰の回転」

単に腰を回転させれば良い、というのではなく、”腰を入れた回転”をすることを稽古しました。

腰を回転させるというと・・・

このイメージは、反時計回りに体を回転させるイメージですが、実際には右・左のいずれかの足に重心を乗せて回転させる事になります。

そこで、

軸足を右にし、左足を引いた回転をすると、回転による力は後ろ向きに働きます。
周りから見ると、反時計回りに腰が回転しています。
でも、この場合、正面に相手がいた場合、足を下げる回転は相手に対しなんら力の作用が働かないことになります。

一方、同じ半時計周りでも、腰の左側を固定し、右側を前に突き出す回転をすると、その推進力は前に働きます。

この腰の片側を固定し、前に回転する動きが、ゴルフやテニス、野球のスィングでいう”壁を作る”ということなのでしょう。

入身投げ、小手返し、四方投げ、いずれの投げ技も、一教や二教等の押さえ技であっても、正面にいる相手に力を働かせるためには、片方の腰を固定し、他方を前に出す回転をさせることで、下半身の力をうまく使えるようになります。

S先生いわく

 どんなスポーツでも、腰・下半身の力をうまく使うことで、上手に打ち・投げることができます。
 合気道も同じで、腰・下半身を正しく使うことで、より技の切れ・働きがよくなります。

とのご説明でした。

 なるほどー!!

技の一つ一つを分解し、稽古をするのが円明会の稽古の特徴ですが、今回ばかりは、
頭でわかっていても中々できない、重要なポイントでした。

こういう些細な、でも極めて重要な事が、当たり前にできるようになることが、大事なことですね。


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