2013/11/04

【合気道稽古日記】 初心に返って

前回更新してから、また間があいてしまいました・・・すっかりサボリ癖が。

さて、合気道を始めてから、あっという間に7年。

始めた頃は、”袴を穿く”が目標だったけど、今思えば、初段までの道のりは意外と短かく、毎週稽古を重ねて、いつの間にやら7年になっていました。

飽きっぽい私が7年も続けられたのは何故?
初心に返って、なぜ、合気道を続けられたのか、振り返ってみます。

1.自分のペースでできること

合気道は、武道であって格闘技ではないので、”勝たなくてはならない”というものではありません。
誰かと競ったり、勝ち負けを決めたりはしないので、自分にあったペースで、自分の体力にあった稽古ができる、そんなところが長く続けられた理由に思えます。

無理をしたり、プレッシャーを受けながらだと、決して楽しくは無いでしょう。

武道は厳しいもの、という先入観がありましたが、確かに礼儀・態度については厳しいですが、稽古については、常に自分のペースを大事にしてくれる、そういう合気道の稽古が楽しいのだろう、と思います。

2.稽古は謎解き

クイズやパズル、推理小説とか、謎解きが好きな方。
きっと合気道が好きになると思います。

どういうことかと言いますと・・・・

合気道の技は、初級でも、初段でも同じ技を稽古します。

例えば、もう何百回と稽古をしている、正面打ち入り身投げ。
初級の頃に出来なくて悩んだことは、流石に今は悩みません。
ですが、二段になればなったで、未だに悩むことがあります。
というか、やればやるほど、疑問が沸いてきます。

自分の成長とともに、どうして?という新しい謎がでてくるのです。

稽古をする度に、あれ?という謎がでてきたり、出来ていないことを見つけたり、それが次の稽古では解決してわかるようになったり、できるようになったり。
でも、その稽古では、また新たな疑問や、出来ていないことを見つけたり。

まるで、何重にもトリックが仕込まれた推理小説?とか、何度もドンデン返しのあるミステリー?
の謎解きをしているような、そんな感じです。

一言で言えば”奥が深い”。

簡単にわかってしまうとつまらないものですが、そうそう簡単に理解できないところが、
きっと自分を惹きつけているのだと思います。

3.学ぶ楽しさ

年をとるに連れ、職場でもプライベートでも、学ぶ機会が減ってきます。

師匠について稽古をし、同期入門の方々と、どうやれば上手くできるか?技について語り合ったりすることは、日常の生活には無い、良い刺激になります。
純粋に技を学び、自分達の成長を互いに確認しあう、そういう学ぶ事が楽しいのでしょう。
学生の頃は机に向かっての勉強は嫌でしたが(^^;) 

4.爽快感

合気道の動作は、激しくもできるし、ゆったりもできます。
先に述べたように、無理せず自分のペースでできます。でも、意外に全身を使うんです。
”姿勢を正し半身で立つ”というだけで、背筋、太ももの裏・大腿二頭筋を使います。
受身を取るだけで、腹筋を使います。
両腕の筋肉は、さほど使いませんが、下半身はよく使います。なので、ゆっくり動いていても、知らず知らずに全身を使っています。
また、呼吸も大事で、息を止めずに動かなくてはなりません。りっぱな有酸素運動ですね。
ハードなトレーニングですと、途中で疲れてしまいますが、自分のペースでゆっくり動いても、それなりに筋肉を使い、汗をかき、心地よい爽快感を感じます。

この爽快感は、スポーツ全般で感じられることでしょう。
ただ、競技スポーツですと、どうしても勝ち負けが付いて回りますから、どうしても無理をしがちで、
怪我をしたりしやすいですね。
合気道の稽古は、まぁ、エアロビやヨガに近い感じかもしれません。

まだまだ、合気道の魅力はつきません。
きっと、続けると、まだ気づかない魅力を発見することでしょう。

7年なんて、まだまだですが、この先10年、20年と続けて行きたいものです。

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