2011/07/24

【日記】 年とともに

今週の火曜日あたりから、左目の周りが赤くなり、日が経つごとに腫れてきて、木曜・金曜あたりは、もう瞼が腫れて、開けないぐらい。

ものもらい、にしては、瞼の上のほうなので、土曜日に皮膚科にいって診察。
どうやら、傷にウィルスが入って悪化したらしい。
もらった薬をつけて、昨日、今日は安静にしていたが、なかなか晴れが引かない。

最近、怪我の直りが悪くなった気がする・・・・
疲れが取れにくくなったような気がする・・・

と、横で家内が、”年だからじゃない?”

仰るとおりでございます。 m(_ _)m

2011/07/21

【合気道 稽古日記】2011/07/19 ②受け流す受け

受け流す受けって・・・・回文みたいですが。
投げの力を”受け流す”受け身、というのが、今日の稽古の2つめのテーマ。

S先生の天地投げを受けさせていただく。
いつもの様にずっしり重たい投げなので、畳に叩きつけられる感があり、”バン”っと大きな受けの音。

”みゃんさん、もっと静かに受けましょうね”

いやいや先生、これだけ重たい投げなんだから、静かになりませんって・・・って思っていたら。
 ”じゃあ、今度は思いっきり投げてください” と先生。
それではお言葉に甘えて全力で・・・が、しかし先生の受けは、音も無くするする・・っと静か。

受けが静か、というより投げを仕掛けたときの違和感に驚く。
暖簾に腕押し?全く抵抗感がない。

”もっと全力で投げて良いんですよ” という先生。

いえいえ、全力ですって。しかもかなり全力で。先生相手に遠慮はしませんって。
何度やっても同じ。まったく抵抗感が無い。いくら前進して押しても、投げに勢いがつかない。
これが、力を受け流す受け、ということの様。

どうやっているのかが判らなかったので、その後、H先生に聞いてみると。

『天地投げを受けるときに、上を向いて伸びきってしまうと、投げの力をそのまま全身でうけちゃうので、姿勢を変えずに(むしろ背中を丸める感)、投げの力に沿って、そのまま前足を後ろに引いていくのよ~』

とのこと。

なるほど~ 実際にやってみると、足の下げ方がなかなか難しい。膝頭が畳に引っかかる感じがして。
でも、勢いを殺しているような感じはする。それに、力の方向を感じることが出来る。
この力を感じる、ベクトルの方向を感じることが、受け流す受けの第一歩とのこと。


うーん。今日は一日、”受け”について学ぶ稽古でした。

【合気道 稽古日記】2011/07/19 ①受身の稽古

【合気道 八千代円明会 稽古日記】

今日は月曜ですが、体育館が使えるとの事で、朝9:30から稽古。
息子は、昨日一日中武道館だったので、”今日はお休み”との事、久しぶりにお父さんだけで参加。

さて、今日は、朝から受身の稽古。
鞄を置いて、その上を前受身で飛び越える。飛び越えることが目的というより、そのときの手のおき場所、足の向き、目線等、細かなところの問題をチェックしていただいた。

 そういえば、習い始めの頃、S先生に畳の幅に鞄を並べられて、
”両脇に並べた鞄をつぶさないように、まっすぐ受身を取ってください”
って、ご指導いただいたことがあったなぁ・・・
”鞄をつぶしたら弁償ですよ~”って、ニッコリS先生。
習いたてで、まだ満足に受身の取れない身には、笑えない冗談ですよ・・・・

受身の際、足の向きや手の位置、腰の向きなどがずれていると、受身の方向が横に流れがち。
まっすぐ受身を取るのには、正しい姿勢が必要。当時は、細かなことは省略して(多分、説明してもわからないから)、”まっすぐ前に手を置いてみてください” って言われた記憶が。
言われたとおりにやってみると、受身の動線がまっすぐになっていた。


さて、それから数年たって、今になって受身のチェックを。
いやいや、先生、さすがにもう5年もやってますから、問題はないでしょー・・・と思っていたら、
早速チェックが入る。

私の場合の問題は、前受身を取るときの目線が、自分の足元にあること。
手を前に、前足の膝を曲げて、遠くに受身を取ろうというのだから、目線も遠くに、畳についた手のあたりに 置くべき。というところが問題でした。

その他、一人一人の動きをチェックし、例えば、回転の方向が横にずれている方は、前足の足先の方向が右や左に向いていたり、手の位置が正面より少しずれたり、とか。

人それぞれに改善点があり、今日は当たり前に出来ていると思っていた受身を見直す、いい機会でした。

まだまだですなー

【合気道 稽古日記】2011/07/17 番外編 少年少女練成大会

毎年恒例の、少年少女練成大会。
今年も息子が出場するとのことで、武道館に行ってきました。
今年は震災もあり、一時は開催も危ぶまれたらしいのですが、例年にも増して2400名程、250団体近くの参加があったとのこと。

毎年、付き添いでの楽しみは、本部道場の指導員の方々の稽古練成での指導と、模範演武。
今年、”なるほどー”と響いたのが以下の点。年長向け(小学校6年以上)の指導でのこと。

・技の形を覚えたら、次は体の使い方を考えて技をかけること。
・四方投げは、腰を落として相手を崩す。(かなり大またで前に進んで、結果腰が落ちる感じ)
・後方回転受身は、前足をまっすぐ上に挙げ、つま先から畳につくように。

もっと見たかったけど、大勢での稽古で30分しか時間が無く、この内容までで打ち止め。
でも、大変勉強になりました。

次の日の稽古で、後方回転受身の稽古をしたのは言うまでも無い・・

2011/07/12

【合気道 稽古日記】2011/07/10 合気道は3D?

【合気道 八千代円明会 稽古日記】

今日の稽古の前に、S先生より”テコの原理”に関するコメントをメールで頂いた。

ここ最近の”三教をテコの原理で考える”のは、あくまでも極めのところだけ。
本来の三教の全ての動きを示したものではない。
S先生から頂いたコメントは以下の通り。

人間の骨の役割、筋肉の役割をプラスさせるとさらに科学的になり、第三教の仕組みがもっと面白くなります。第三教は、「小手ひねり」です。小手とは手首か ら先ではなく、肘から先の部位です。 立った状態で、(左半身でも自然体でも構いません)左手を前に習いの形にします。掌は右を向いています。親指は上です。掌を時計回りにし、親指が下に向く まで回す(ひねり)ます。このときはまだ、足の裏は畳についていますよね。第三教は相手の手をお借りして相手を爪先立ちにし、重心を崩す技ですよね。 研究されたテコの原理に、コマの原理(遠心力・求心力)をプラスすると、臍下丹田が回転しだし、その結果右の肩が動き出し、右の肩が限界に近づくと今度は 足が動き出し、最終的には爪先立ちの状態になります。

極めの部分のみクローズアップしていたが、三教は、相手を痛めつけることが目的ではなく、”崩す”ことが目的。
なので三教を語るのに、テコの原理だけでは不完全。テコの原理により小手を極めるのは、そのきっかけにしか過ぎない、ということでしょう。

てこの原理による力の方向は、直線的・一方向である。一方向へのベクトルに対し、受けは比較的容易に対応できる。つまり、”崩れる”ことが無い。

先生は、相手を崩すには、テコの原理で極めるだけでなく、小手捻りによる手首・肘の捻り方向への力、それに自分を軸にした回転による横方向への力(=コマの原理)を加えることで、小手の小さな捻りが、相手の体全体の捻りとして伝わるようにして相手を崩す、ということを仰っているのだと思う。

まるで、相手の腕をシャフトと見立て、小手の捻りという小さなトルクを、取りの体を使って大きなトルクにし、相手の体幹を捻るかのような。


回転軸の方向が実際とはちょっと違うけど、こんな感じかな・・・
 
このトルクの動きが、テコの原理に加えて相手に働く。実際は、さらに転換を加えて相手の体全体を回転させるようにもなるし、結果として直線的な動きだけでなく、多方向にベクトルが向くことになる。

先生が言うには、この、直線的でもない、平面的でもない、立体的(3D)に多方向に働くベクトルが合気道の崩しの原理の基本、との事。

多方向へのベクトルを発生させるには、自分自身が全身を使い、多方向に力を働かせなくては実現できない。

そいつは難しいぜ! どうやったらできるんだ?と思っていたら、その会得には”受け”が重要との事。

先生曰く、

『私はある時、色々なベクトルの合成に脳がついてこれるようになり、受身が楽しくなりました。すると、技も上手に掛けられるようになり、昨日までの自分と全 く違う自分が突如誕生しました。そのある時はやはり第三教裏の受けでした。第三教の裏も痛いですよね。その痛みを体全体で逃がす方法を会得できれば、間違 いなく進歩します。 』

正しい受けを取ることで、多方向に働くベクトルを体感すること、それがわかれば、多方向に力を働かせられるようになる、ということのようだ。

そして今日の稽古のポイントは、この”ベクトルを体感する受け”の方法

(どういう受けか・・・は、稽古をした人にしかわからないから説明できないけど)

合気道も、科学で解析できるようだが、それを実現するのはかなり難しい。

奥の深さを痛感した稽古でした。

2011/07/09

【合気道 稽古日記】2011/07/08 番外編

【合気道 八千代円明会 稽古日記】 番外編

合気道の技を科学的に解析する・・・ということを誰か研究していないか?
と思い、昨日から、いろんなキーワードで検索!

最近は、スポーツの分野では科学的に動きを解析し、より効率よくパワーを出す方法が研究されている。オリンピック効果?とでもいうのかね。
武道においても、科学的な解析が進んでいるようで、”武道の科学” なんて本も出ているようで、こいつは探して読んでみよう。

バイオメカニクスで武道の動きを解析する研究も進んでいるようだ。
論文の内容は参照できないが、
 ”武道のバイオメカニクス研究-なぎなたを例として-”
 という論文があるみたい。

どんどん研究が進めば、合気道の気も解析されるかも。
そういえば、”世界気功フォーラム”なる研究会が過去に開催されたらしい。
 気も研究が進めば、誰もが自由に使えるようになるかもね。

・・・ってな感じで、もう少し調べてみよーっと。

2011/07/08

【合気道 稽古日記】2011/07/07 聞き逃した合気道の科学

【合気道 八千代円明会 稽古日記】 番外編

合気道を科学的に分析しているものは無いか?・・・と、インターネットで検索!


そしたら・・・

”東大テクノサイエンスカフェ「合気道×力学」”

という記事にヒット。

”日時:平成23年7月3日(日) 10:00-12:00”


にあったらしい・・・・残念!

もっと早く気づいてたら、聞きにいったのに!

残念・・・

2011/07/06

【合気道 稽古日記】2011/07/03 三教は第2種のテコか?それだけでは・・・

【合気道 八千代円明会 稽古日記】
今日の稽古でも、三教の稽古。
稽古をしながら、先週の絵を思い浮かべて・・・・あれ?何かが違うぞ。

三教は、テコの原理で・・・と思い、先週、こんな図を描いてみたのだが・・・


固めている手が支点になっている・・・・?
いやいや、これだと力点-支点間の距離は、間合いに関わらず一定になり、間合いを広げることで力が有効に働く・・という理論は成り立たない。

間合いが力点-支点間の距離になるようにするには・・・・
この形。手が力点、相手の肩が支点となり、肘の辺りが作用点となる。
こういうタイプは、第二種のテコ、と呼ばれるもので、栓抜き、くるみ割り、缶つぶし器がこの原理で動いている。
この形だとすると、間合いを取ると、力が有効に働く。そして、力の働く作用点は肘で、力の方向は上むき、肘を上に吊り上げるように働く。

この理屈でいうと、三教は”肘を吊り上げる”という極め方になるのだが・・・・

実際は、確かに肘もつり上がるが、肘だけではなく、肩にも衝撃、上向きに力がかかる様な感じがする。
第二種のテコであれば、支点に掛かる力は下向き、肩を下方向に押す力が働くはず。

そこで、思ったのが、


第一種のテコ(支点1、作用点1)と、第二種のテコ(支点2、作用点2)の複合が、三教ではなかろうか?ということ。

どちらも手先に上向きの力を加える。第一種のテコは、手首を支点1として、肘、肩を上向きに引き上げる力を。第二種のテコでは、肩を支点2として、肘を上向きに引き上げる。
肘には、2方向(手首、肩)から引き上げる力が働き、その力が肩に伝わり、肩を上に引き上げるようになるのではなかろうか?ということ。

間合いが狭いときは、第一種のテコの働きしかなく、間合いを広げることで、第二種のテコの力が働きやすくなる。

・・・とかいって、机上で理屈を捏ね回しても、上達はしませんね。
今度の稽古で実践して試してみよう。